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2009年08月の記事一覧

Camel/Camel 85点

Camel/Camel 85点
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1. Slow Yourself Down
2. Mystic Queen
3. Six Ate
4. Seperation
5. Never Let Go
6. Curiosity
7. Arubaluba
8. Never Let Go
9. Homage to the God of Light
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本当に好きな作品は語る事が多すぎて結局レビュー出来ないとはよく言った話ですが、そんな人生のバンド、Camelの記念すべき73年のデビュー作品のご紹介。とはいえ上記の言にしたがってあまり詳細なレビューはできません。


とかくこのCamelというバンドは、(時にはうざったい)変拍子やら(一歩間違えると自己満足にしかなりえない)小難しいテクニックやらのみに際立ったプログレなどとは天と地ほども違い、あくまで最大の武器であるそのノスタルジー溢れるメロディで心に安らぎとやさしさを与えてくれます。Camelの大きな特徴であるメロトロン・サウンドを作り上げるPeter Bardens(key)はメロトロン以外にもオルガン、シンセサイザーなども用いて作品全体の空気を作り上げています。

Doug Feugusonr(ba.vo)の秋の寂しさを思わせる浮遊感のある囁きヴォーカルを中心に美麗なんて言葉がチープに思えるほどにアコースティック・ギター、鍵盤の泣き泣きのメロディが爆発する2.を聴いた瞬間心に宿った一抹の寂しさと苦しくなるほどのノスタルジーは多分一生忘れないでしょう。反面4.などは一風変わったリズムに(ここでのAndy wardのドラムがものすごい)楽器陣のバトルが展開する疾走感溢れる良曲で、とにかく楽曲はバラエティに富んでいます。5.は彼らを代表し、ライブでも定番の超絶キラー・チューンですが、この作品はそれだけではない。


2nd"Mirage"ではよりシンフォニックに壮大に、3rd"The Snowgoose"ではより抒情的に物語的に、彼らの世界は進化を遂げていきます。しかしそのやさしい物語性はデビュー作にて既に凡百のバンドを遥か彼方に置いてけぼりにしています。



あまり語らないとか言いつつ止まらなくなりそうなのでここら辺でやめますが、まとめると今の時期の夜にこのアルバムを聴きながら帰ってくるのが本当に好きってことです。
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My Favorite:2.
http://www.youtube.com/watch?v=h3QSuLMIvX4

ヴォーカルが入り込んでくる瞬間が…。
他には1.7.なんかも大好きです。

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A beautiful greed/Acidman 76点

A Beautiful Greed/Acidman 76点
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1. A beautiful greed (introduction)
2. ±0
3. CARVE WITH THE SENSE
4. Who are you?
5. Under the rain
6. ファンタジア
7. 星のひとひら
8. HUM
9. ucess (inst.)
10. Bright & Right
11. I stand free
12. OVER
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2009年発売の7th.

キリム織りのジャケットが素晴らしく綺麗な作品。最近の「3曲シングル出してアルバム発売」という
流れにそってますね。

前半は今までの作品と比べて結構疾走しちゃっております。それに比べて後半はしっとりと聴かせる曲の割合が強めです。個人的に前半はそんな聴いていません。いつも思うのだけど大木さんはなんで英語で詩を書きたがるのだろうか。なんか英語が汚いし発音もあれなのでそんな好きじゃない。代わりに彼の書く、描く、歌う日本語は大好きです。

ということで自分の好きな曲は1.7.11.12.あたりです。
1.はいつものようにインストゥルメンタルのイントロダクション。このイントロは今までで一番好きです。チェロの音色が美しすぎる。ドラムがもっとクレッシェンドで入ってくればいいのに。

7.は大木さんの美声冴えわたる攻める系のバラード。ドラムが結構暴れてます。
11.はそんな好きじゃないんですが(転調するとことか特に)ファルセットの大木さんの美声に殺されてそこばっか聴いてます。「今はそまれ~」からのとこ。


圧巻は12.です。これ一曲の為に3000円出してもいいと思える魂のキラーチューン。すべてが完璧に揃った心を震わせるバラード。



前半が正直弱いし後半もキャッチー(笑)なもんではないので信者以外の人は聴くなら先に前作までのどれかを聴いた方がいいと思います。
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My Favorite:12.
繰り返す日々の中で 誰もが傷跡隠して
時に心隠して 一人で泣いた夜があって
目を閉じて心の奥に 小さな小さな歌を見つけて
そうやって人は悲しみを一歩ずつ乗り越えていくのだろう

さあ、ゾンビの話をしよう

※オリジナルの「ゾンビ」に関して壮大なネタバレがあるので、未見の方で嫌な方はここでばっく
































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zombies.jpg

1980年にテレビ東京で公開された悪名高き『ゾンビ』の深沢哲也版を見たのですが、つっこみどころがありすぎてまいりました。まずタイトルからして


「衝撃SFサスペンス ゾンビ 地球SOS 死者がよみがえった日」

ですからね。そうか、ゾンビはSFサスペンスだったのか。ほうほう。
ということでなんかCM前に挟まれるタイトルだとか、随所に現れるプロットだとかが昔のウルトラマンをはじめとした特撮ものみたいな感じになっててもはやホラーではなくなってます。


それより最高なのがストーリーの勝手な改変と吹き替えのあほっぷりでしょうか。「惑星イオスが爆発したために死者がよみがえった」…オリジナルにこんなSFちっくな設定ありましたっけ。ロメロてなんでゾンビがゾンビになっているのか分からないのが不気味で好きな筈だったんですが。ほかにもずびずば適当な改悪がなされています。すげえよこれ。ダッシュゾンビとかが可愛く思える。

で、日本語吹き替えがとにかく最高です。オリジナルではイケメンな筈だったピーターとかえらいことになってます。


「わ、じじいはいってきた!!」
「気持ち悪いなこいつ!!」


をはじめとした何一つ緊張感のないセリフ陣に、きわめつけがラストの
「子供を産める場所を探さなきゃな」
「ええ」
「まかしとき!」


「まかしとき!」て。壮大に吹いた。そして127分あったはずのオリジナルが90分にまで圧縮されています。鋭い方は気づいたでしょうけど、グロテスクな場面がことごとく削除されているわけです。しかしカットしすぎて物語上重要なシーンまでオールカットなんてこともあってこれではじめて「ゾンビ」を見る人は意味不明だったのではないでしょうか。オリジナル見た筈の自分もさっぱりな個所があったって言う。ヘリでの移動シーンカットしてどうすんだよ…



ホラー映画を地上放映できない理由がなんとなくわかりました。これは間違いなく初見殺しだ。オリジナル知ってる人間がギャグとして楽しむ分にはいいけど。

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そしてゾンビ世界における終身名誉会長A.ロメロ先生の「サバイバル・オヴ・ザ・デッド(Island of the Dead)」が楽しみすぎるのである。




あらすじ↓

「北アメリカの沿岸にある小さな離島で死者が蘇り、人間を襲いはじめる。しかし、島民は、かつて自分が愛した者たちを再び殺すことができない。彼らに反抗してゾンビを狩った男は、友人や隣人を殺したとして島から追放されてしまう。本土に渡った男は、生存者のグループと合流し、ゾンビの襲撃を辛うじてかわしながら新しい生活を築くためのオアシスを探す。一行はゾンビで溢れるフェリーに乗り込んで島に上陸するが、そこでは恐ろしいことが起きていた。島民はゾンビを鎖につないで家に置き、血まみれになりながらも普段通りを装って生活していたのだ。」


島民はゾンビを鎖につないで家に置き、血まみれになりながらも普段通りを装って生活していたのだ。

島民はゾンビを鎖につないで家に置き、血まみれになりながらも普段通りを装って生活していたのだ。

島民はゾンビを鎖につないで家に置き、血まみれになりながらも普段通りを装って生活していたのだ。



こ、これは…

まるっきり某ゾンビコメディ○○・オヴ・ザ・デッドの1シーンではないか!!

彼なりの敬意の現れなんでしょかね。もしくは何も考えてなかった偶然の一致とも考えられる。そもそもロメロ先生の作品について偉そうに語ってる類の奴は99%が後付けです。なぜなら本人は本当に適当だから。



このあらすじ見る感じ更に人間ドラマ色が増大してそうですね。離島ってとこから「サンゲリア」のような土着的なじめっとした匂いが出来上がってるのかもしれない。「ダイアリー~」は残念ながら既存のゾンビ物の焼き直しって感じで目新しいところが特になかったので(POV手法とか今更だし)今回はぜひ彼にしか作れない死者たちの世界を見せてほしいものです。グロテスク度は「ランド~」くらいまで、もしくはそれ以上くらいまであげていただいて。


↓こっからメイキング映像、プロモーション映像なんかも見れます。

http://blog.livedoor.jp/zombie_tecyo/archives/1084881.html



しかしロメロ先生、三部作から「ランド~」の公開までは20年もかかってたのに最近はやたらゾンビものに活発にとりくんでますね。ろうそくの最後のなんとやらって奴でしょうか。B級にもなりきれない、なんの面白みもねえ「~オヴ・ザ・デッド」の亜流版が数多に存在している現代で、ぜひ死ぬまで、いや死んでもゾンビとなって「~オヴ・ザ・デッド」を生み出し続けてほしいものです。

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只今の一曲:Hermodr on a Journey/Burzum

さあ、メタルの話をしよう

またまた放置してしまいました。ブログ開設当初は「買ったCDも見た映画も全部レビューしてやる」とか意気込んでたのに最近はまーったくできていません。とってつけたように今日レイトショーで見に行った映画だけそそくさとレビューしましたが。バイト4連勤で全て10時間超え立ちっぱなしってのは疲れた。

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Megadethの新曲がまたまたようつべで聴けます。

1320/Megadeth
↑"Headcrusher"の時点で期待してたけど、この曲も滅茶苦茶格好いいっす。やりすぎなほどのソロタイム。来日も楽しみになってきた。


今日は上のとおり"30デイズ・ナイト"をレイトショーで見に行ったんですが、その前にちょっくらCD買ってきました久しぶりに。

買ったもん↓
Gambling with the Devil/Helloween
Hope/Harem Scarem
Octopus/Gentle Giant
Camel/Camel



上二つは出た時に買わねばなあとか思いながら金がなくて買ってなかった奴ですね。ちなみにHarem Scaremだけまだ聞いてません。

"Gambling with the Devil"は発売当時叩かれてた気がするんだけど、一聴した感じ全然そんな印象受けなかった。といいますか滅茶苦茶よくないですかこれ。"Kill it"の絶叫オープニングには"Push"と似たカタルシス感じたし、"The Saints"なんて歴代のHelloweenの名曲群と比べても遜色ないくらい一人で右手挙げて興奮したんですが。しかしこの曲某サイトでは104ポイントしか獲得してなかった("Eagle fly free"は2000ポイント超)…んなあほな!!"All over the Nation"をはじめて聴いた時並に感動したのに!!確かにAメロとかめちゃくちゃださいけど!!それがいいんじゃないか!!

ということではってみる↓
The Saints/Helloween


ついでに人生のバンドもはってみる。1stは荒削りだとか聴いてたからどんなもんかと思ったら全然普通に最強だった。Never let goのみならずSeparationとかMystic Queenとかも。あまりにもコンパクトにまとまってて笑ったけど。このバンドは本当に素晴らしい。↓

Friendship~Rhayader goes to town/Camel(live)
Lady Fantasy/Camel(live)
Never let go/Camel(live)

ポール・ギャリコやスタインベックなどの文学からその風景を音として昇華する作品の芸術性がすさまじすぎる。上の動画とか、この後フリスが一人で海を見る光景につながってくわけですよ。この明るさから一転。なんかそれ考えるとこの曲だけで胸にくるものがある。あ、あと"Moonmadness"はOpethのMikeのfavoriteの一つだったりしますね。



と、いい感じに心地よくなれる曲が並んだところでさりげなくBurzumを織り交ぜる↓
Dunkelheit/Burzum

本当安っぽすぎるPVだけど、滅茶苦茶にいい曲です。"Hvis Lyset Tar Oss"と"Filosofem"は大学一年の時滅茶苦茶にはまってた。"Daudi Baldrs"からはろうと思ったけど全然あがってなくて残念。ならばと思って"Tomhet"はってやろうと思ったけど2分割されてて残念。あんま動画で音楽聴かないから勝手がわからん。



などと思い出に浸ったり新しい音楽を探索したりの毎日です。毎日ってCD買ったのは本当久しぶりなんですけども。もうすぐ免許合宿なんでまた新しいCDと本を大量に購入してこようと思うので今欲しいものリストをものすごい勢いで入念に作成しています。文庫本何冊必要なんだ。
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只今の一曲:Tomhet/Burzum

30デイズ・ナイト(ネタバレ有)

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(あらすじ)
アラスカにある最北の町バロウ。この町では一年に一度、太陽が30日間昇らず、外界からも閉ざされる。バロウの保安官エバンは、妻のステラと同じ町に住むものの、お互いに話しもせず、疎遠になっていた。30日続く夜が始まる前の日、この町で不可解な出来事が起きる。町の住人が所有するソリ用の犬が1匹残らず殺されたのだ。さらには、衛星電話やヘリまでもが破壊される。その調査にあたるエベンだったが、長く続く夜の始まりとともに恐ろしい出来事を体験する事になる。暗闇の中から現れた大量のヴァンパイアが町を襲撃、住民たちの決死のサバイバルが始まる。


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ということで、ずっと楽しみにしていた(アメリカでの公開から実に2年たってからの日本での公開です)無双ヴァンパイア達の物語「30デイズ・ナイト」を昭島MOVIXのレイトショーにて見てきました。毎度毎度思うんですがレイトショーでホラーを見ようっつう輩は本当暗そうな顔した奴らばっかっすね。無論自分含む。



レビューが面倒くさいので感想を箇条書きします。ネタバレはしませんが、嫌な方はここでバック。





(よかった点)
・徐々に異変が町を襲う様がB級ホラー色むんむんで素晴らしい
・眼がつりあがり、顔の下半分が一様に血まみれになってるヴァンパイアの造形がすまーとすぎる
・ヴァンパイアの残虐っぷり。女性を罠に使った後に集団でリンチするシーンでぞくぞく
・上空からヴァンパイアと人間の阿鼻叫喚の図を映し出すのが斬新。雪+鮮血=神
・幼女ヴァンパイア可愛すぎる。それをあんな殺し方するのがもう…
・ラストシーンの美しさ。というか全体的に雪の舞う町の情景が美しすぎる。
・全体を覆うかくれんぼの緊張感。



(悪かった点)
・ストーリー性はしょぼくて、「30日間」の戦いである筈がなんか一日の戦いにも見える
・ラストの主人公の決断が、どうしてもそうじゃなきゃいけないって気がしなくて残念。なんかヒロインが火とヴァンパイアに取り囲まれて逃げられないからああして助けなきゃいけなかったんだって感じなんだろうけど火の存在感がなさすぎてヒロイン普通に隠れてれば助かったのではとかつっこんじまった瞬間一番燃えるはずのシーンに感情移入できなくなった。
・意図してのことなんだろうけど、ヴァンパイア達についての説明が皆無すぎ。何語だろうあれ。



そんな感じでした。とにかく自分にとってのツボが多すぎて、細かい事を気にせず楽しめる映画でした。ラストの一騎打ちとか、なんかもうプレデターみたいでしたね。しかしとにかくヴァンパイア共が血も涙もない残虐っぷりなのと、あと敵がはっちゃめちゃに強くてどうあがいたって勝てない(一人除雪機やらダイナマイトやらでぶち殺しまくったオッサンはいるが)ってのが「バイオハザード3」のスーパーゾンビ登場シーンみたいな絶望感出てて素晴らしかったです。幼女ヴァンパイアですらあの糞強さですからね。基本的に主人公軍団逃げるか隠れるかしかしてません。


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↑そんな主人公、ジョシュ・ハートネットです。「パラサイト」ではしょうもない不良の役で出演してました。あ、あと「ロード・オヴ・ザ・リング」の中の人も出てた。

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只今の一曲:Kill it/Helloween


死霊列車(弱ネタバレ有)

jl009a.jpg


東京と出雲市で発生したダーズ(致死的急性狂犬病症候群)が感染爆発、死者1800万人と推定され、政府の主要機関が札幌に移された。ダーズは人を咬むことによって鼠算式に患者を増殖させ、発病後の死亡率は限りなく100%に近い。国民はこのまま滅びてしまうのか。空路が絶たれ、青函トンネル閉鎖の時刻も刻々と迫る中、家族を失った15歳の鉄道少年、翔太はトロッコ列車「おろち号」を運転し北を目指す。タイムリミットホラー。

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という北上秋彦による「『和風』28日後…」物語です。女性が9日間世の中から引きこもってたら気付いたら周りは死体とゾンビだらけっていうオープニングからしてもろに「28日後…」です。なんせ「R(レイビーズ)ウイルス」もしくは、「R(レイジ)ウイルス」なんていうそのまますぎるオマージュも飛び出しますから。


しかしその終末思想はもろにA.ロメロから影響を受けてますね。「新たな敵」っていうタイトルからまさかな、まさかそんなそのままなわけないよな、と思ったらそのまさかでその「新たな敵」ってのが思いっきり秩序の崩壊で暴徒化した人間=「ゾンビ狩猟団」でしたからね。なんという「ドーン・オヴ・ザ・デッド」


という風に悉くゾンビ物の王道をぶっ飛ばす、何も考えてない極上のどあほうスプラッターです。一応ゾンビ物が大好きで結構数多くの作品を見てきちゃった自分から言わせてもらうとですね、この後多分こうなるんだろうなあっていう展開はおろかオチも誰が生き残るのかも、こういうのが好きな人間からするとまず間違いなく分かります。自衛隊が保護する、アルミケースを抱えた謎の女性っていうこれまたゾンビ作品だと不可欠な要素まで登場して、でもその正体も完全に予想の範疇です。しかしこいつ関連の種明かしはびっくりするほど盛り上がりません。尻すぼみもいいところです。



…という風にのっけから批判ばっかりですが、では全く楽しくなかったのかというとそんなこともなくて、斬新だなと思える点も少しありました。まず、「鉄道」+「ゾンビ」っていう組み合わせが非常に面白いです。生き残った人たちが北海道にたくさんいるって事で北海道をひたすら向かうんですが、青函トンネルはあと何時間でしまってしまう、っていういわゆる「タイムリミットに向けて爆走する」ってのは籠城することが多いゾンビ物の中では結構斬新な感覚でした。

そして一駅一駅ごとの見せ方も結構見事でした。ある駅は見渡す限りのゾンビの巣と化しており、ある駅は逆に物音一つない静けさに包まれており、そしてある駅は…といった様に。特にこの物語のクライマックスでもある、ゾンビの大軍に囲まれながら壊れた鉄橋を直す場面はなかなかのド迫力です。



既存のゾンビ作品へのオマージュに満ち溢れ、もはや食傷気味とも言える様な展開も多いですが、しかし一方で日本ならではの設定を盛り込んで極上のエンターテインメントに仕上げたいという意欲も物凄く感じられる作品でした。日本は「火葬」が一般的だからかあまり「ゾンビ作品」ってのが登場しないですが、こういう作品がどんどん登場してほしいなあとか思いました。


しかしBrutal Truthの1stとThe Crownの4thを聴きながら読んでたんですが、この疾走感が本当びっくりするほどぴったりでなんかベッドの上でのたうちまわりたくなりますね。Walking Corpseとかどんな歌詞なんだろうなあって読んでみて衝撃をうけたのは俺だけではないはず。
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クライマックスに相応しい一曲:Rebel Angel/The Crown
そして哀愁漂う場面ではDeadman's songを聴こう。

Bump of Chickenオルゴールver.

(flyby)


(車輪の唄)


(Ever lasting lie)


(星の鳥~メーデー)


(作業用)




Bump of Chickenは神。何度も何度でも言うけど神。こんな捨て曲が存在しないバンド他に知らない。Flameveinばっか聴きまくってたからこれから1週間はJupiterを聴きまくろう。上の奴を着メロにしようと思ったのにPCが糞すぎてできん。

僕の事なんか何も知らないくせに
僕の事なんか明日は忘れるくせに
その一言があたたかかった

の「あたたかかった」の藤君のイントネーションがやべえ。
ホームシップ、行きたかったなあ…

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「ベル」のカヴァーしてる女性↓
http://www.youtube.com/watch?v=w3HLX_vjvUo&feature=related
やべえすげえいい。かすれさせるタイミングわかってるこの人…

体に気をつけなさい

まったく毎日毎日暑いですね。毎日バイトで更新が思うようにいきません。レビューしたい本やCDや映画がたまりまくってるんですが、きっと順調に忘れていくのでしょう。

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・テッド・バンディのDVDを買った
"Serial Killer"の語源となったイケメンかつ頭脳明晰な弁護士であり殺人鬼、テッド・バンディを廻って公判にて飛び交ったセリフが格好良すぎる。

「ぼくは死と生をつかさどりたい」
「地球上から命が一つ減ったからといって、それがどうだというんだい?」

証人として法廷に立った元恋人に、裁判中に求婚し、公判中に結婚して一子をもうけてます。
「愛してるんだ、いまでもずっと…結婚してほしい、結婚して…」


こんなことやってますが、30人以上の女性を強姦、殺人しまくった血も涙もない残忍で加虐的な性格を持つ殺人鬼です。殺し様や殺した後の行為がこれまたものすごいんですが、少し自重します。



彼に死刑を宣告した裁判官の言(wikipediaより引用)↓
「フロリダでの死刑執行は電気椅子で行われることから)貴下が電流によって死に至るまで座っている様、貴下が死ぬまで電流が貴下の体内を通る様、ここに命じるものである。体に気をつけなさい。青年よ。これは真摯に言っているのだ。この法廷で私が経験したそのような人間性の浪費は、この裁判所にとって悲劇とも言える。貴下は聡明な青年だ。貴下は優秀な法律家になれたかも知れない。そして私は、法廷で貴下が活躍する姿に惚れ込んだかも知れない・・・・・私は、貴下に何ら敵意も持っていない。それは理解してほしい。しかしあなたは道を間違えた。体に気をつけなさい。」


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最近Royal Huntとアンビエント期のBurzumばっかり聴いている。Paradoxは人類史上最高格の文化遺産であることは言うまでもないのだけど、Moving Targetも素晴らしい。Last goodbyeや1348やTimeが名曲なのは言わずもがな地味にAutographがいい感じなんです。ただやっぱアルバム全体聞くと全部が濃すぎて疲れるんで、断然Paradoxのが好きかな。

BurzumもこれまたHvis Lyset Tyr OssやらFilosofemばかり聴いてていい加減飽きてきたので珍しくDaudhi Baldrs聴いてるんですが、Tomhet並に衝撃的に落ちれる曲はないんですがやはりカウントの作り出す不穏な空気は本読んでいる時にすげえいいですね。どんどん落ちれる。こんなまったくいかれてるとは思えない秩序的で童話的なな音楽なのにやたら「イッちゃった音楽」扱いされるのはやっぱカウントのイメージが強いからなんでしょうか。いかれ具合でいったらことブラックメタルだけで比べてもSilencerやUrfaustのが数段イってると思うんですが。Burzumは一般人でも全然好きになれる。



本といえば「半島を出よ」は素晴らしかったです。虫使いの少年が大好きでした。今「死霊列車」読んでます。村上龍の徹底した資料主義の物語の後だと軽くて軽くて。


空気が変わる音楽が、頭の中で物語が創出されてそれに浸れるような音楽が好きです。最近全然CD買ってないな。
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只今の一曲:Give it up/Royal Hunt

フェノミナ

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イタリアン・ホラーの巨匠、ダリオ・アルジェント氏による「美少女虐待三部作」の二作目、『フェノミナ』のご紹介。


(wikipediaよりあらすじ抜粋↓)
スイス北部の都市チューリッヒ郊外にある寄宿舎に、有名な映画俳優を父に持つ美少女ジェニファーが転校してくる。彼女は昆虫と交信できる特異な能力の持ち主だった。一方、この都市では最近か弱い少女ばかりを標的にした連続殺人事件が起こっており、警察は高名な昆虫学者マクレガー教授に腐敗した被害者の頭部を見せ意見を求める。被害者の頭部に集っている蛆虫が犯人を突き止める手がかりになると考えた教授は事件解決に向けて協力を約束する。ひょんなことからマクレガー教授と親しくなったジェニファーは、自分の持つ能力を活かして教授と共に事件の犯人を追うことになる。だがジェニファーのクラスメイトが惨殺された上、マクレガー教授も犠牲となってしまう。そして殺人犯の魔の手は彼女にも及ぶのだった。

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とりあえず、ヒロインのジェニファー・コネリーが可愛い
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個人的には『サスぺリア』のジェシカ・ハーバーのが好きですが。
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美少女×虫、っていうと日本ではかの『風の谷のナウシカ』を想起させますが、こういう「グロテスクなもの(とされているもの)」と「美しいもの(とされているもの)」の組み合わせってのはそれだけで絵になっちゃうからずるい。とりあえずこのジェニファーもナウシカに負けず劣らずの頑固でわがままでどうしよもない感じです。


『サスペリア』もそうなんですが、基本的にダリオ・アルジェントの作品ってのはストーリーに整合性はほとんどなく(同年代のオカルト・ホラーの名作とされている「エクソシスト」「オーメン」などと比べると特に)それよりは一枚絵としての映像の美麗さ、衝撃度やBGMの使い方などを楽しむ傾向が強いです。

今作は『サスペリア』にみられた圧倒的な色彩効果はなりをひそめてますが、それでもやはり一度見ると記憶から消えてくれない映像のマジックは健在です。なんでイタリアの作品は蛆虫がやたら登場するのでしょうか。自分死体にたかる蛆虫って絵が本当に好きなのでその美しさにもうくらくらくらくら…。



前作では全編に鳴り響くGoblinの音響効果が素晴らしかったのですが、今作ではそれにプラスしてIron MaidenやらMotorheadやらまで登場しててますますBGMが自重してくれません。Goblinは作品の不気味さ、不穏な空気を見事に増長させてて更に色彩効果とも相まって究極のイメージ効果を作り出してましたが、Iron Maidenは見事に空気をぶち壊してて爆笑物です。ブルース・ディッキンソンうるせえ。しかしこの作品からホラー×メタルっていう不動の組み合わせが誕生したと考えるとやはり偉大といえるでしょう。



中盤だれるところも多いし突っ込みどころも多いですが、ダリオの超次元的世界観は十二分に楽しめます。映像美に酔いたい方は是非。


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Suspiria/Goblin↓

http://www.youtube.com/watch?v=i49BFgziggQ
Goblinは本当に素晴らしいのでこっそりと布教活動。この不穏な世界がたまらないんだ。

ディセント(ネタバレ有)

DESCENT.jpg

あらすじ:6人の女たちが訪れた、地下数マイルに続く異世界。洞窟探検での偶然の事故が、すべての恐怖の始まりだった…。謎の壁画、無数の白骨、記された矢印。出口なしの地下3000メートルで体験する絶対恐怖!人間関係の悪化、広がる憎悪。やがて彼女たちは、想像を絶する地下生命体“地底人”と遭遇し、パニックに陥っていく…。



ということで「サスペンスを見ていると思ったらいつの間にか劣化版ゴラムを見ていた」というダメダメ映画のご紹介。最近レビューするものすべてをほめすぎていたのでたまにはけちょんけちょんにけなします。


ダメな点その①:序盤の展開が遅い
ダメ映画に共通したことなんですが、序盤の意味のない人間描写に猛烈な眠気に襲われます。後半からただのモンスターパニックになるのにその伏線というか兆候を全く描かず、なぜ意味のない人間の描写に時間をかけるのか。ていいますかいっちまうとですね。別に娘が死んだこととかすげえキーポイントになってそうですが、別になんも深い意味はねーです。

ダメな点その②:敵が弱い
もう本当に弱い。この映画、モンスターパニックなのに女性しか登場しないってとこが結構珍しいのにこの女どもがハチャメチャに強いため(特に最初から目立ってたリーダー格の女と、覚醒後の主人公)まったくもって恐怖感がありません。うろ覚えだけど、戦闘で素で負けて食われた人は確か一人もいなかった。こういうの見るたび思うのだけど地底人の方が身勝手に自分らの縄張りに入り込まれて虐殺されて、といい迷惑なわけです。

ダメな点その③:びっくり系が多い
B級スプラッターやダメなホラーのお家芸ですね。俺はびっくり系が苦手なのでこれ連発されると問答無用で嫌いになります。

ダメな点その④:展開に緩急がない
普通こういうモンスターパニックというものはモンスターに種類があるだとか、モンスターが同じ種類だとしてもそんなかでボスがいたりだとかして、視聴者を飽きさせないようにするもんなんですが信じられない事に最初から最後まで出てくるモンスターが同じです。んでもって上記の如くゾンビ映画の様な恐怖の演出もさっぱり出来てないんで要するにとにかく眠くなります。エイリアンとかプレデターとか家庭教師にして出直してきてくれ頼むから。

ダメな点その⑤:ラストが最悪
別に後味が悪いとか言う意味じゃないです。単純に最悪です。一番やっちゃいけないことしてます。もう死ねばいいと思うよ。


…と、本当見なくていい糞映画なんですが、一番ダメな点はA級の皮をかぶったB級っていう点ですね。これが救いようのないB級なら可愛げもあるのですが、無駄にA級っぽい見せ方してるだけに物凄く鼻につきます。


ここまでけなしといて以下よかった点を挙げます。基本的に映画にはデレデレかツンデレなのでツンツンにはなりません。

①剥離骨折のシーン
穴から滑落したシーンの足の骨が折れて飛び出すシーン。これを医者の卵が荒療治するんですがとにかくそこがあいたたたたたた。複雑骨折した経験もあってか、とにかく骨折のシーンに弱いんです自分。とにかくここは痛すぎて最高でした。SAWみたい。

②狭い通路でのお食事シーン
人一人が通れるかっていうような通路で生きたまま足の先から食われます。ここは最高でした。そうだよ。地下なら地下でしかできないような恐怖の演出をすべきなんだよ。すべからく物語の良さってのはその物語にしかない設定、世界観を巧く使って表現に活かせるかどうかにかかってると思う。


…これだけか。要するにどっかでみたなーっていうシーンが多すぎであまり印象に残らなかったってのが結論です。ヒロインの覚醒シーンとかもろプレデターだし。


なんにせよお勧めはできません。
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只今の一曲:Still Age,Still Life/Lunarsea

サマーウォーズ

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日本には、細田守がいるんだぞ!」と世界に自慢しちゃっていいと思います、改めて!/宇田丸さん(Rhymaster)

ネットの超最先端と田舎の大家族という両極端が描かれていて、その対比が非常に興味深く面白いです/笠原健治さん (株式会社ミクシィ社長 )

映像・OZの世界観全て私のツボでした。最新のゲームやインターネットの便利さに喜びを感じる日々だけど、家族の絆から出るパワーに勝るものはない!と熱い気持ちになりました。 いつか自分の子供と一緒に観たいな。/内山理名さん(女優)

旧い世界と最新の世界の最も美しい映像がロマンチックに合体した細田監督の新境地。/筒井康隆(小説家)

どんな映画かとおもったら、なんだ、ただの傑作か。/乙一さん(作家)

まったく何の事前情報もなくこの映画を観ることができたのは、これまでの人生において最大級に幸福なことでした。願わくば劇場に足を運んでおられる皆さんもそうでありますように。/谷川流さん(作家)

以上、公式サイトから転用(http://s-wars.jp/index.html)
おい、なんか一人変な人いるぞ。あんたの作品のアニメ今大変なことになってるけど大丈夫か。

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この素晴らしさをどう語ろうと、自分の拙い言葉じゃ全く伝わらないだろうと思ったので著名人の応援コメントを転用することでごまかしました。2時間でよくここまでまとめられたものだ。情報を明確に量も最小限に絞り、表現したいことを常に全面に押し出す事を忘れず、ストーリーに緩急を持たせ後半はたたみかける、その圧倒的なストーリーテリング、表現技術にまさに「日本には細田がいるんだぞ」とハリウッドのど真ん中で素晴らしさを叫びたくなるような作品でした。



「コンピューターの脅威に人類が立ち向かう」というテーマ自体結構最近は食傷気味になりつつある題目を、あえて「田舎の大家族」という対極と同座させることによる圧倒的な世界観の存在感。無駄に情報量ばかり多くて結局何がいいたいのかさっぱり分からない「マトリックス」とかいうくそ映画より数億倍いいです。


2回見に行ったけど時間あいたらもう一回行ってしまいそう。
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只今の一曲:Again!/Wolverine

うみべの女の子、模写

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「エロエフvol.58」の表紙が浅野いにおだったので本屋で見た記憶だけを頼りに気合で模写してみました。当然の如く原型はなくなりましたが、元ネタは「うみべの女の子」という新連載の小梅というヒロインです。しかしこの人仕事多すぎ。

この雑誌まったくしらなかったんですが、浅野いにおのロング対談が載ってるらしく(アシスタントとか背景とかの技術的側面について触れてるだとか)非常に興味あります。



大久野島(通称毒ガス島)に行きたい。というより行かねばならない。ツタと兎だけが支配する旧日本軍のなれの果て。廃墟でかつての姿を想像しながら一人浸る時間。それは何よりもいとおしい祭りの時間。
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作業中BGM:
A Beautiful Greed/ACIDMAN
Insulgentes/Steven Wilson

Farewell Kingdom/World's end Girlfriend 85点

Farewell Kingdom/World's end Girlfriend 85点
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1. Yes
2 .Call Past Rain
3. Daydream Loveletter
4 .Halfmoon Girl
5 .Fragile Fireworks
6 .Fifteen White
7 .You
8 .Onepiece
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長崎出身、日本の世界に誇るエレクトロニカバンドWEGによる2ndアルバム、「さよならの王国」です。誰かが言った、「ダークメルヘン」という形容がまさにそれな気がする。ルイス・キャロルの兎が導く。世界へようこそ。残念ながらこの世界はもう終わります。

2.の台詞と7.の10分20秒からの展開がなければ最高だったのに…




"Where are you from?"
"Nowhere"
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My Favorite:5.
ピアノと管弦楽器の織りなす美旋律の世界。映画のサントラのような音。後半明るくならなければ7.はあまりにも破壊的。

お金がない!!

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免許代を半分払い終えました(13万)
なんか5万位安くなってたけどなぜなのだろう。プランに間違いはないはずだから、多分学割が10倍きいたんだろうな。そういうことにしておこう。いや本当なんで安くなったのだろうなんか壮大なミスしてそうで怖い。


ということで一時期金なんか無限大にあるし何でも買えるぜYa-ha-とか思ってた給料が一気になくなり一気に現実に引き戻されました。敷金礼金やら家具やらをそろえなければならないし多分生活費全然なくなりそう。初任給で機材やら楽器やら買ってる人って学生時代さりげに貯金しまくってたってことか。





とりあえず本屋や映画館にどかどか通ったりだとか、そういう無意識の散財をどうにかするだけでもだいぶちがうと思うんですけども、そこは学生時代最後だしの一言で免罪符化するわけですね。だめじゃん。靴買おうと思ってたけど秋に持ちこしだなこれは。




今日は13時~28時まで労働。
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只今の一曲:all imperfect love song/World's end Girlfriend

zita

Author:zita
東京在住。音楽、読書、映画、ドラム、お絵かき、廃墟が好き。趣味は広く広くを目指して。好きなものは深く深くを目指して。