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風が吹くとき

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『スノーマン』で有名なR.ブリックスの1982年に発表された絵本のデジタルリマスター版をシアターN渋谷にて見る。
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あらすじ(Wikipediaより抜粋)↓
主人公は、イギリスの片田舎で静かな年金生活をおくっている老夫婦。

しかし、世界情勢は日に日に悪化の一途をたどっており、ある日、戦争が勃発する。2人は政府が発行したパンフレットに従って、保存食を用意し「シェルター」を作るなどの準備を始める。

そして突然、ラジオから3分後に核ミサイルが飛来すると告げられる。命からがらシェルターに逃げ込んだ2人はなんとか難を逃れるが、放射能がじわじわと2人を蝕んでいく。救援がくると信じて止まない2人は、次第に衰弱し……。

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以下がっつりネタバレを含む感想を書きます。
























日本人は世界で唯一の被爆国ということもあり、多少は核兵器の恐ろしさを知っている民族であるので、だからこそのとてつもない怖さを感じた。久しぶりに鳥肌が総立ちになってしまった。ファンタジーな絵柄と、それが崩壊していく恐ろしいほどの究極のミスマッチ。

軽い頭痛、嘔吐感がする→体に紫の斑点が出てくる→歯茎から出血する→髪が抜け落ちる…

可愛く描かれた夫婦の姿は終盤は見る影もありません。「黒い雨」を飲み水として使用してしまうシーンが痛烈すぎる。そして最後に夫婦は、「政府指導のパンフレット」にある通り、紙袋に自らを包み、祈りをささげながら眠りにつく。おそらくは永遠の眠りに。






「紙袋に自らを包む」って要するに、救援隊改め「回収係」の仕事の為だと気づいたとき、椅子を立てなかった。劇場を出られなかった。おやすみジム。おやすみヒルダ。


『風が吹くとき』サイト
↑シアターN渋谷にて8月29日までモーニングショーで公開しています。一人で見に行くことを勧めます。

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只今の一曲:雨のオーケストラ/ムック
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zita

Author:zita
東京在住。音楽、読書、映画、ドラム、お絵かき、廃墟が好き。趣味は広く広くを目指して。好きなものは深く深くを目指して。