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2001年宇宙の旅

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天才S.キューブリック氏とアーサー・C・クラーク氏による、「人類史上最高傑作」とも名高いSF映画を紹介します。


はっきり言って、最初見た時は寝ました。セリフも少なければやたら多様されるわけのわからない暗転効果、そしてもはや宗教かとも思われる突然の光のシャワー。ラストシーンも結局意味不明で、といいますか全体的に意味不明で、どこが名作だったのかと分かりませんでした。といいますか今でも完璧には全然理解できていません。これを何の知識もなく初見で全部理解できたら間違いなく天才です。誇ってくれて大丈夫です。



その後、小説版を読み。数々の解釈本、解釈サイトを読み、見返して、ようやく大枠は理解できました。無論「実はこの猿の骨から宇宙船へ、ペンへと移り変わる画面効果は人類の云々を表わしていてそれはニーチェの超人思想に影響を云々」などと言い始めるとキリがないのですが…。



以下にネタバレ全開で自分のストーリーへの解釈の一応の結論を記載します。このストーリー解釈は自分で考えたものですが、一応この映画へのベーシックな見方とはなっています。しかしまったく違う解釈を行っている映画評論家も多いので、保障はできません。











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はるか昔、人類がまだ類人猿だった頃に、すべてを超越した知能をもつ異星人(=神)が存在していた。神は地球上にそれに触れると知能を得ることができる「第一のモノリス」を設置した。そして類人猿の一頭がその「モノリス」に触れ、骨を武器として使う事を閃き、猿全てのボスとなって地球を掌握した(第一のシーン)

時は移り変わり、件の類人猿から進化した人類は宇宙開拓事業に勤しんでいた。しかし、月に「第二のモノリス」を発見した科学者達は、その研究のために「月には伝染病が蔓延している」とのブラフの情報を流し、月から人々を遠ざけようとする。(第二のシーン)

「第二のモノリス」は、それに木星に設置された「第三のモノリス」へ信号を飛ばすものだった。それに触れた人類は木星へと探査船「ディスカバリー」(地球が木星という卵子に対してはなった精子)を送り込む。乗務員はクラーク、ボウマン、そして人工知能HALである。通信用AE-35の故障が危惧される中、彼らは木星直前まで到達。しかし不慮の事故でクラークが死亡。また、HALが裏切りを起こし、ボウマンは粛清の為にHALの記憶回路を破壊する。(第三のシーン)

ボウマンは単身で木星に到達し、「第三のモノリス」に触れる。その瞬間輪廻転生にも似た光のシャワーが彼を包み込む。彼は幾星霜の時と空間を一気に超え、年齢をも超越し、人類を超越した「スターチャイルド」へと進化する。「神」にとっての目的はこの「人類をスターチャイルドへと進化」させることだった。(ラストシーン)

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HALの裏切りの真相については最も議論が分かれるところなので、あえてぼかしました。
下記のサイトでは「クラークの完全犯罪説」が説かれています↓
http://www.kurata-wataru.com/2001mys.html

他にも結局「モノリス」とはなんだったのかとか、「神」の真の目的はなんだったのかとか、クラークが直前に経験したロココ調の部屋はなんだったのかとか色々あるので、誰かいつか語りましょう。しかし何度も言いますが、初見ではまず理解不可能です。自分はまず「第一のシーン」から「第二のシーン」に移り変わった瞬間からすでに置いて行かれました。本当不親切な映画だと思いますので、映画にある種の「カタルシス」であるとか、ましてやアクションであるとかを求めている人は手を出さない方が無難だと思います。上映時間だけでも148分もあるので本当拷問です。


とはいえ、この映画がどれだけ多くの人々に影響を与えたかについてはもはや言うまでもない事であり(最近では『ネウロ』にHALという名の電人が登場したりとかもあった)特に猿が骨を砕くシーンなんかは本当あちこちでその影響が垣間見えます。そういう点では間違いなく歴史を変えた一作であったとはいえるでしょう。



最後に、アーサー・C・クラークが去年亡くなりました。死ぬまでに地球外生命体に会いたいと言っていた彼ですが、自分は絶対に地球外生命体は存在すると理由もなく信じています。別に会いたいとは思いませんが。Rest in Peace.

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只今の一曲:
S.キューブリックといったらこいつらを避けて通るわけにはいかない↓



ニーチェもまさか自分の曲がこんな風に使われるとは思わなかったでしょう。
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zita

Author:zita
東京在住。音楽、読書、映画、ドラム、お絵かき、廃墟が好き。趣味は広く広くを目指して。好きなものは深く深くを目指して。

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