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HUNTER×HUNTER 27巻/ネタバレ有(漫)

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背表紙のあらすじ:
ユピーに追いつめられ、窮地に立たされたナックルだが、キルアの落雷(ナルカミ)によて間一髪で救われる!
秘策を打ち出すべく、ナックルは再び戦いに挑みにいく。一方で、コムギの回復を待つゴンのもとに現れたのは…?

サブタイトルは「名前」




以下ネタバレ有

















理解できぬな…人間という種のためか?
ならば余の行為はむしろ「協力」だと言っておく。
たとえばお前たちの社会には国境という縄張りに似た仕切りがあろう。

境の右では子供が飢えて死に、左では何もしないクズがすべてを持っている。狂気の沙汰だ。

余が壊してやる。そして与えよう。
平等とはいかぬまでも、理不尽な差のない世界を!!

始めのうちは「力」と「恐怖」を利用することを否定しない。
だがあくまでそれは秩序維持のためと限定する。

余は、なんのために「力」を使うかを学習した。


弱く…しかし生かすべき者を守るためだ。
敗者を虐げるためでは決してない。

貴様とは、戦わぬ。
(以上、154~155p、メルエムのセリフ)


絶対悪の存在であったはずのキメラ・アント達が人間と触れ、心を変化させていき、
逆に人間世界の矛盾・愚かさが少しずつ暴きだされていきます。
メルエムはコムギから人間の尊さを学び、ピトーはそのメルエムの姿に正真正銘の「王」を感じ、ユピーは戦ったハンター達から人間の強さを学びました。各々が各々の形で「蟻」から「人」へと近づいていき、その姿に当初「狩り(ハント)」の目的できたはずのハンター達は苦悩します。心が揺らぐ前にネテロは王と戦うことを決意し、新年の連載へと続いていきます。



今現在の日本の社会で↑の様な「王」が登場したら、はたして国民全員でその独裁にNOといえるでしょうか。
名ばかりの民主主義から切り捨てられた人々たちにとっては、期待のできない民主主義の長以上に、独裁者は救世主となるのではないでしょうか。

ヒトラーが総統となった時の状況がそこにだぶります。
決して彼という存在を肯定するわけではありませんが、彼の政治的手腕に生活が救われた人々の数は計りしれません。
独裁は悪でしょうが、民主主義万歳傾向のこの世界に悪がないとは決して言いきれません。
その矛盾点に対する富樫義博の主張が感じられる、心地よい巻でした。
バトルのテンポが遅くなった事、ナレーションがいい加減くどい事あたりが残念。

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只今の一曲:The Last Called Knowledge/Mors Principium Est
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zita

Author:zita
東京在住。音楽、読書、映画、ドラム、お絵かき、廃墟が好き。趣味は広く広くを目指して。好きなものは深く深くを目指して。

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