≪ 2017 07   - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - -  2017 09 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

ヘンリー~ある殺人鬼の記録~

『ヘンリー~ある殺人鬼の記録~』を見る。

『羊たちの沈黙』のレクター博士の基になった「アメリカ史上最悪のシリアルキラー」ヘンリー・リー・ルーカス。幼少期の母親からの虐待が原因となり、おおよそ300人以上を強姦、殺人。その犯行の手口、犠牲者の数などから、エド・ゲイン、ジョン・ウェイン・ゲーシー、ジェフリー・ダーマーなどと並んで最も有名なシリアル・キラーの一人であり、また幼少期の「トラウマ」が「完璧な」シリアル・キラーを生む事実が彼の精神鑑定において確立されたことでも有名ですね。

----------------------------------------------------
シリアル・キラーの中でも人気が高い彼ですが、それはなぜか。

・幼少期のトラウマというのがなんとも悲劇のヒーローっぽい

・一切の容赦のない殺し口(必ず強姦とセットで、また犠牲者の多くは気の強い女性であった=母親の姿を投影。また実の母親も殺害している。)

・彼の言葉が痛烈↓

「女は存在する必要がない。だから見つければ全て殺す。要するに俺はいいことをしたって訳さ」
「殺人は息をするのと同じだった」
「俺にとってセックスは最悪のものだった。俺を自然のままに受け入れてくれる奴などいなかった。セックスしたけりゃ力ずくだ。殺すしかない」
「人間?それは俺にとってなんでもなかった、ただの白紙だった」

・「ハンド・オヴ・デス」という何ともハイセンスな名前の殺人組織の存在

-------------------------------------------------

とはいえ、シリアルキラーを好奇心の対象にするのはともかく安易に美化したりましてや同情したりするのは本当嫌いで、というのも結局現代においては例外なく「殺人、強姦=悪」です。法的にとかではなく、ここを挫くとすべてが崩壊します。
秋葉原事件の後、犯行予告ともとれないチラシの裏がネット社会に蔓延してカオスってますが、何とも格好悪いものです。


実際問題幼少期のトラウマによる「心の闇(笑)」的なものがダークヒーローとして美化されている作品があまりにも多いですが、それをきちんと扱い切れているものって本当少ないですね。ヘンリー・リー・ルーカスは望んで虐待されたがったのでしょうか。彼は望んで人を殺したかったのかもしれないが、前者は間違いなく誤りであり、後者は間違いなく悪です。

映画は結構淡々としたものでした。
------------------------------------------------------
只今の一曲:Enfilade/At the Drive-in
スポンサーサイト


この記事へのコメント

この記事へコメントする















zita

Author:zita
東京在住。音楽、読書、映画、ドラム、お絵かき、廃墟が好き。趣味は広く広くを目指して。好きなものは深く深くを目指して。