P.O.S Ⅱ

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・・・本っ当にすばらしいです。ひたすら内省的に、静かに美しく、美しく、美しく、沈んでいきます。しかし沈んでいくといっても、The Shiningのそれとは違い、たとえるならPorcupine TreeのIn Absentiaのごとくに、AnekdotenのFrom withinのごとくに、深い森の中域の湖畔を秋に一人体育座りして眺めているような、そんな方向感覚とか時間感覚がいい意味で失われていくような、そんなカタルシスです。


こういうプログレが好きなんです。


The Moody BluesやCamel,

AnekdotenやOpethなど、

自分の中での何かを浄化してくれるそういうプログレが大好きで大好きで仕方ないんです。


それはこのアルバムで言うなら、1.The Same Riverの10分超えたあたりから現れるMariusｚ　Duda(vo/ba)の殺す気としか思えない美しさを誇るクリーン・ヴォイスに、7.In two mindsのPiotr Grudzinsk(gt)のアコースティックな音色と絡み、悲しい悲しい悲しい物語を奏でるクリーン・コーラスに、現れています。ていいますか楽器陣、特にこの二人は洒落にならないほど表現力ありますよ。Porcupine TreeやAnekdoten等の先駆者と比較しても、少なくともこの作品においては劣っているとはとても思えない。


思索系プログレなどという笑える二つ名まであるとかないとか。ジャケットやブックレットのアートワークも秀逸で、兎に角一つのアートとしての完成度の高さが並半端ないのです。2ページ目の色合いとかたまらない。絵画として飾りたいわ。

そんな、陰鬱系プログレの未来を担う彼らのデビュー作。思索に耽る際のお供にいかがでしょうか。

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My Favorite:7.
In Two minds/Riverside(Youtube)

We used to like it
Used to be
In the sunset time of our dream
For all these things we cannot change
We cannot be
We cannot stay

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